ソロバル

いつのものか不明

「ソロモン、たまには違う気持ち良さを感じてみないかい?」
 そう妖艶に微笑みながら誘うバルバトスに言われては、まだ二十歳にもならないソロモンは頷くしか選択肢はなかった。
 指示どおりに体を清めたソロモンは、服を脱がされ、ベッドの上で押し倒されていた。下着だけは着けたバルバトスに身を寄せられ、柔らかな肌が押し当てられる。少々迷った後、ソロモンはバルバトスの背に手を回した。許可無く触って良いのか未だに悩んでしまう。
「緊張し過ぎだよ」
 バルバトスに覆い被さられ、目と目が合う。視界はバルバトスの髪が作るカーテンで狭められていた。
「……そんな簡単に慣れるわけないだろ」
 いつもバルバトスの方が一枚上手で翻弄されるのだ。慣れろという方が難しい。
「ふふ、早く慣れるといいね」
 言葉とは裏腹に、そう望んでいないようにしか見えない。
 バルバトスの顔が近づいてきて、ソロモンは瞳を閉じた。すぐに柔らかい感触が唇に降りてくる。それだけでソロモンの鼓動は速くなっていった。
 舌で誘っても応えてくれないバルバトスにもどかしさを感じつつ、ソロモンはブラジャーのホックに指をかけた。下から指を入れ、押し上げる。上から引っ掛けるのは、ホックが三つあるために分厚く、難しい。そうやって外しても良いかと伺いを立てたのだが、バルバトスはやんわりと拒絶してきた。仕方なく諦め、背中を撫でるように手を滑らせる。すると、それすらも止められてしまった。
「今日は基本的に、横になっているだけでいてほしいな」
「どうしてなんだ? ……俺も触りたい」
「理由はわかっているだろう? お腹の中を綺麗にしてきたんだから」
 バルバトスの口角が上がる。ソロモンは食い入るようにそれを見た。
「さて、そろそろ本番といこうか」
 体を起こし、横に座ったバルバトスの指先が